女性が注意するべき性病とは

ここ近年において性病の感染者数が増えてきているというニュースが取り上げられていますが、特に女性の場合はご自身の身体だけでなくお腹の子供にも悪影響を与えてしまう病気もあるためより注意が必要となってくることでしょう。そこで今回は、女性が注意するべき性病について解説していきたいと思いますのでぜひご参考にしてみてください。

女性が注意するべき性病にはどんなものがあるのか

それでは、女性が注意するべき性病にはどんなものがあるのでしょうか。ここからは女性が注意するべき4つの病気についてそれぞれ解説していきましょう。

クラミジア感染症

あらゆる性病の中でも、一番感染率の高い病気としても有名な性病の一つです。クラミジア感染症は、性行為を行うことにより性器部分の粘膜により「クラミジアトランチコマス」という細菌に感染してしまうことにより引き起こされる病気です。性器部分の接触だけでなく、性器部分と口唇部分の接触(オーラルセックス)でも感染してしまうことが特徴です。また、目の粘膜やクラミジアトランチコマスの含まれている尿や便からも感染してしまうことが分かっておりこれらと接触する行為にも注意しておくべきでしょう。
女性の場合は特にほとんどの方が自覚症状が現れずに進行が進んでしまうため、気づいたときには子宮頸管炎や卵管炎などを患い、不妊症になってしまうケースにまで至ってしまうこともあります。また自覚症状が現れていない時にパートナーとの性行為を行うことで、そのパートナーにもクラミジアを感染させてしまうこともありますので注意が必要です。

性器ヘルペス

性器ヘルペスとは、ヘルペスウイルスというウイルスに感染することで性器部分の水ぶくれや、皮膚がえぐれた状態になってしまう性病です。一度感染してしまうとそのまま体内に留まり続けてしまうこともため治療するまで体内で増殖する特徴を持っています。またこの病気は自然と治ったかのように症状が治まることもあるのですが、その後に何度も再発してしまうことも多いのが特徴です。
このウイルスは性器と口の二箇所に感染し、それぞれ感染すると性器ヘルペス、口唇ヘルペスという病名で呼ばれるようになります。感染の原因としては、口から口へのキスによる感染や性行為による性器から性器への感染、また口から性器のオーラルセックスによる行為で感染して広がっていくようになります。
自覚症状としては、感染部分の水ぶくれや皮膚のえぐれた状態、また足元のリンパ節が腫れたり発熱や膀胱炎がおこることもあるようです。そして特に妊娠中の女性の場合は、お腹の赤ん坊にまで影響を及ぼしてしまう可能性があり、最悪の場合死亡してしまう危険性もはらんでいるため要注意が必要な性病でもあるのです。

淋病

淋病は非常に感染力が強く感染者との性行為により感染する確率が非常に高い病気です。先ほどご紹介したクラミジアと同様に女性には症状が出にくい病気と言われています。そのため感染しても気づくことはほとんどなく、そのまパートナー等との性行為によって相手を感染させてしまうケースも珍しくありません。近年においてはオーラルセックスでの淋菌に感染している男性の性器から女性への喉に感染するケースも増えてきています。女性はそのまま無症状でいることが多いため、そのまま放置していると骨盤腹膜炎や子宮付属器炎を発症してしまい、より感染が広がってしまうことも考えられます。さらに感染が進行すると卵巣炎を引き起こして排卵障害や不妊症を引き起こす可能性もあるのです。

性病への対策とは

それでは、女性が気負付けるべき性病についての解説をしましたが感染にたいしての予防策はあるのでしょうか。
まずは真っ先に挙げられるの性行為前のコンドームの正しい着用を心掛けておくことでしょう。直前になってコンドームを着用するのではなく、性行為の初めから終わりまで着用し、終わったらすぐにゴミ箱に捨てることで性病による感染を抑えることができるでしょう。また、もしもご自身が感染してしまった場合には他者との性行為はしないようにしましょう。
また、もしもご自身が感染してしまった可能性がある、または心当たりができてしまったらすぐにでも適切な検査と治療を行い、早期治療に取り組むようにしましょう。間違っても自己判断で行動するのではなく、専門医のアドバイスにしたがっていくことが必要不可欠です。




今回は女性が特に注意するべき性病についてご紹介いたしました。女性の場合は、ご自身の身体だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまい最悪の場合流産や、出産しても赤ちゃんにまで感染が及ぼしてしまうことがケースも十分に考えられますので適切な予防と検査、治療を心掛けておくようにしましょう。