性病の種類とは どんなものがあるのか

ここ最近での性病の感染者数は増加傾向にあるといわれていますが、性病にはどんな種類があるのでしょうか。
実は性病には様々な種類ものが存在しているのです。
この記事ではどんな性病があるのかを解説していきますので、ぜひご参考にしてみてください。

感染者の多い性病

主に性病として感染者数が多いのは梅毒や淋病、そしてクラミジアによる感染者数が近年増加しているとのことです。
これらはいったいどんな特徴をもっているのでしょうか。

クラミジア感染症

現在日本国内で最も感染者数が多い病気と言われているのがクラミジア感染症/gonorrhea-features/です。
主な症状としては尿道から透明の分泌液が出てくる、のどの痛み、尿道やのどの痒みといったものが症状として現れてきます。症状が進むと、精巣部分や前立腺部分の炎症などを引き起こしてしまい、男性不妊の原因になることもあり得るといわれています。
しかし、クラミジア感染症はその感染者数の約半分程が自覚症状がないといわれており、注意が必要な病気でもあるのです。

梅毒

梅毒は20代~40代の男性がかかりやすいといわれている性病です。
日本では歴史上の人物として、伊藤博文が感染していたとしても有名な病気です。感染した際の初期症状は足元の付け根部分が腫れたり、しこりやいぼができたりするのですがこの段階で気づくかたは非常に少なく、4カ月~2年ほど経過すると手足にあざや発疹ができ、その時に気づくことがほとんどです。さらに症状が進むと鼻などの部分が取れてしまい、最終的には死に至ってしまう危険な病気でもあるのです。

淋病

淋病はクラミジア感染症と同じくらいの感染者数がいるといわれている性病の一つです。
症状としては排尿時の尿道の激痛や黄色い膿が出てくるといったことが特徴になります。オーラルセックスなどが原因で喉にも発症することもあるのですが、のどに感染した際には初期症状があらわれることはほとんどありません。
10日以内の潜伏期間を経て発症し、そのまま放置していると前立腺ぶぶんが炎症を起こしてしまうというクラミジア感染症と似た症状を引き起こすようになります。

要注意が必要な性病

次にご紹介するのは上記の3つの性病に比べると感染者数は多くはありませんが、近年増加傾向にあるためこれらも注意が必要な性病とも言われています。
これらの性病にはどんな特徴があるのでしょうか。

毛ジラミ症

毛ジラミ症は昆虫の一種である毛ジラミが、身体に寄生することで毛ジラミ症になります。この毛ジラミは、主に陰毛に寄生してその後の性行為で他者に感染することが分かっています。
毛ジラミ症の症状は、陰毛部分の強烈な痒みにあります。陰毛部分だけでなく、肛門周囲や胸毛、腋毛にも感染することもあるようです。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、性器部がヒトパピローマウイルスという細菌に感染することで起きる性病です。この細菌によって性器の微小な傷などから感染することにより、性器にいぼが生じるようになります。そのまま放置しておくと、女性の場合子宮頸がんになる危険性もはらんでいるため早期の治療を行うことが望ましいでしょう。
しかしこのいぼは非常に再発しやすいものであるため、相応の期間を要して繰り返しの治療を行う必要があります。

性器ヘルペス

性器ヘルペスとは、ヘルペスウイルスの感染による性器の水ぶくれや、皮膚がえぐれた状態になってしまう性病です。自然治癒することもあるのですが、何度も再発してしまうことも多いのが特徴です。
他者との性行為によって感染してしまい、特に妊娠中の女性の場合はお腹の赤ん坊にまで影響を及ぼしてしまう可能性があり、最悪の場合死亡してしまう危険性もはらんでいるため要注意が必要な性病でもあるのです。

HIV感染症/エイズ(AIDS)

HIV感染症は不特定多数との性行為により、HIVウイルスに感染してしまうことが原因で発症してしまう感染症です。
感染する可能性は1%と非常に短いのですが、性器に傷がついていたりなどして他の性病に感染してしまっていると感染する確率は一気に高くなってしまいます。
初期症状は発熱やのどの痛み、筋肉痛や倦怠感などインフルエンザに酷似した症状として現れるため、早期発見は難しいといわれています。もしもインフルエンザの症状にかかってしまったら、合わせてHIV感染症の診断も行ったほうが賢明かもしれません。
HIV感染症に感染すると身体の免疫力が著しくていかしてしまい、それによる特定の病気にかかってしまった状態をエイズ(AIDS)と呼ばれるようになります。
性行為の際には、コンドームの着用を行うなどを強くオススメいたします。

 

 

今回は性病の主な種類についてのご紹介をいたしました。
あまり聞いたことがない病気もあったかもしれませんが、十分に注意しなければならないことに変わりはありません。
自分だけでなく、パートナーのことを大切に思われているのであれば日頃からの性病に対しての予防を心掛けるようにしていきましょう。