性器ヘルペスの特徴と症状とは
ここ最近においては、性病の感染者数が増加の一途をたどっているというニュースをよく目にするようになってきていますが今回は性病の一つである性器ヘルペスについて解説していきたいと思います。他の性病に比べるとあまり耳にすることがなく、初めてこの病名を知る方も多いかもしれません。
今回はこの性器ヘルペスとはどんな病気なのか、症状や予防法について解説していきますのでこの機会に是非知っていただくと幸いです。
性器ヘルペスとはどんな病気なのか
性器ヘルペスとは、性器部分などに水ぶくれができたり、または性器部分やその周辺がただれてしまう病気です。この病気は単純ヘルペスウイルスに感染してしまうことにより発症してしまうのですが、一度感染してしまうとそのまま体内に感染し続けて時折り再発してしまうといういやな特徴をも持っています。
この単純ヘルペスウイルスには単純ヘルペスウイルス1型と単純ヘルペスウイルス2型という2種類のタイプが存在し、それぞれ口と性器に感染していくのですが性器に感染した場合、2型が再発しやすくなると言われています。
この病気は主に性行為で感染し、キスした時に自分の口から相手の口へ、性行為を行うことで自分の性器から相手の性器へ、そしてオーラルセックスをすることで自分の性器から相手の口へを¥と感染していくようになります。
性器ヘルペスの症状とは
性器ヘルペスは実は以外にも感染していても約20%ほどしか発症せず、非常に気づきにくいという特徴を持っています。そのため性器ヘルペスに感染していることに気づかずに性行為等をしてしまい知らないうちに相手に感染させてしまっているというケースも珍しくありません。通常は2週間ほどの潜伏期間を経て発症するのですが人によっては数年間の潜伏期間を経て発症するケースもあるようです。
症状の最初の兆候としては、感染した部分に水ぶくれや潰瘍(ただれた状態)ができてくるようになり強い痛みが伴うようになります。足の付け根のリンパ節が腫れたりするため歩くこともままならない状態になっていきます。それに伴い膀胱炎や発熱などの症状も現れるようになります。この症状は3週間ほど続くようになりますがその後治まっていきますがもちろん治ったわけではありません。その後ときどき再発を繰り返すようになりますが、初めて症状のときほどはひどくはならず、主に感染部分がただれてしまうくらいになり、発熱やリンパ節の腫れはほとんど起こることはありません。とくに体調が悪い時に再発しやすいことが分かっており、強いストレスや日焼け、寝不足や皮膚への刺激するなどが再発しやすいといわれています。
性器ヘルペスの治療法とは
残念ながら現在の医療技術では確立されておらず、性器ヘルペスを完治させることはできないと言われています。
しかし、ヘルペスウイルスの感染を抑えるための抗ウイルス薬があるため、症状を再発させないようにするためにするためにウイルス薬を処方してもらうのがよいでしょう。何度も再発しやすい方は毎日薬を予防的に飲む再発抑制療法という方法もあるので専門医と相談したほうが良いでしょう。性器ヘルペスにかかってしまった場合、うまく付き合っていくことが重要になります。
性器ヘルペスの予防法とは
性器ヘルペスの特徴や症状について解説してきましたが、性器ヘルペスの感染対策にはどんなものがあるのでしょうか。いくつかご紹介していきましょう。
1.症状が出ているときは性行為を控える
感染部分が水ぶくれやただれていると時などはもちろんですが、感染部分がムズムズしているなどの不快感があるときも感染してしまう可能性がある非常に高くなってしまいます。症状が軽い時でも性行為を控えておくのが良いでしょう。
2.コンドームの適切な着用
コンドームを正しく着用しておくことで感染する確率はかなり減るようになります。パートナーに感染させないようにするためにも、正しく着用しておくように心がけましょう。
3.再発抑制療法
毎日薬を飲むことで再発を抑える方法ですが、この治療法は感染予防としても効果的で感染率がかなり低下することも判明しています。予め専門医と相談してとりくむのも一つの予防方法として検討してみるのも良いでしょう。
今回は性器ヘルペスについて解説をいたしました。性器ヘルペスは感染してしまうと治療を行っても完治させることができないため、事前の感染対策を行っておくことが重要になります。パートナーともよく相談して抗体検査を受けることも検討してみてもいいかもしれません。相手を大切に思っているのであれば尚更感染対策を立てておくようにしていきましょう。