【速報】東京都で梅毒患者が過去最多を記録

2023年2月、東京都は都内にて現在梅毒が過去最多で急増していると発表しました。
東京都の発表によると、患者数が10年前と比べると約10倍、女性の場合は約40倍以上の感染者数に上っていることが
判明し、中でも20代の女性の割合が多いとのことです。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

東京で梅毒患者が過去最多 臨時検査会場の設置も

福祉保健局の発表によると、2022年の感染者の内訳としては男性が2291人、女性が1386人となっており、女性は20代が多いが、男性の場合は20~50代と幅広い年代が感染しているとのことでした。
東京都では現在、こうした事態を受けて、都内4ヶ所(新宿・錦糸町・立川・多摩センター)に匿名かつ、無料で受けることができる検査所を設置することを発表しています。

ここ一年でこれほどに急増してる梅毒ですが、一体どのような背景があるのでしょうか。

マッチングアプリが梅毒感染者の急増に関与している?

梅毒に感染してしまう原因として、「梅毒トレポネーマ」という細菌が皮膚や粘膜などの目に見えない小さな傷から体内侵入してくることで感染します。
感染する可能性が一番高いのは性行為によって性器部分に小さな傷がついてしまい、そこから梅毒トレポネーマが侵入し梅毒」を発症してしまうケースが多いのですが、特に不特定多数との性行為を行っている人はより感染する可能性が高まることが分かっています。

ここ数年でのマッチングアプリの発達により知らない異性とも気軽に出会いやすくなる機会が増えてきました。
それに伴い不特定多数との性行為をする機会もかなり増えてしまうため、梅毒感染の増加の原因の一つとして考えられているようです。
では、海外からの流入のケースはどうなのでしょうか。確かにこちらの可能性もあり得ないとは言えませんが、新型コロナウィルスに流行した際に海外からの渡航制限をかけていても感染者が増加していたことが調査によって判明しています。海外からの流入よりも、国内での不特定多数との性行為による梅毒感染が広がっている可能性が高いと言えるでしょう。

男性の場合は、性風俗店の利用も影響している可能性がある

また、男性の場合は性風俗店を利用していて、そこから梅毒を移されてしまうというケースも考えられるそうです。
性風俗店でも、やはり一日で不特定多数との性行為に及ぶためどのタイミングで、誰が梅毒を持ち込んでしまったのか特定が非常に
難しいため梅毒感染の増加の原因の一つとして挙げられているとのこと。
男性として利用したくなる気持ちは分かりますが、やはり梅毒にかかってしまうリスクを考えると利用は控えるようにするのが
確実といえるかもしれません。

個人でできる感染対策とは

一気に感染が広がり始めている梅毒の感染ですが、これ以上感染を広げないために私たちにできる対策はどんなものがあるのでしょうか。
やはり一番の対策としては不特定多数との性行為を避けることが一番の対策と言えるでしょう。どこで誰に移されるか非常に判明しづらくなってしまう以上、気軽にマッチングアプリで異性と知り合えるからといってそのまま性行為をしてしまうのは危険と言わざるを得ません。

また、パートナーがいる方は二人で話し合い、コンドームの正しい着用や事前の検査を行っておくことも重要になります。感染してしまう前に私たち自身でできる限りの対策をたてておき、大切なパートナーに影響を及ぼさないように努めていくようにしましょう。
自分や自分の大切なひとを守ることができるのはあなた自身しかいないのです。
また、もしも感染の原因に心当たりがあるけれど他人に相談しづらいという方もいらっしゃるかもしれません。そんなあなたには性病の検査キットとというものがありますのでこちらを送ってもらえばご自身でも性病検査を行うことができますので検査キットを使うことも選択肢の一つとして考えてみてください。

 

梅毒感染者数が最多記録を更新してしまいましたが、減少することなくむしろどんどん増加してもおかしくない状況です。
コンドームの正しい着用や不特定多数との行為をしないなどの行動を意識するだけで、感染リスクは大きく下げることが可能です。
また、もしあなたが少しでも心当たりがあるのであれば、すぐに検査や治療の相談をするように普段から心がけるようにしていきましょう。